納骨の仕方、時期、費用などについての徹底解説

納骨の仕方、時期、費用などについての徹底解説
葬儀が終わると納骨のことを考えなければなりません。先祖代々のお墓があっても遠方であったり、また嫁の立場では夫の先祖代々のお墓に入るのに抵抗がある方もいらっしゃると思います。そういった悩みや、納骨の費用、また時期などについてご説明をしていきます。
納骨の時期
「この日に納骨をしなければならない」という決まりはありません。
一般的には仏教では四十九日、百箇日、一周忌などのいずれかの法事に合わせて行い、普通は遅くても三回忌までに納骨します。また新しくお墓を建てた時には、開眼法要時に行います。
キリスト教では、1ヵ月後の命日に行う追悼ミサ(プロテスタント)では「昇天記念日」、七日目追悼ミサ、1年前の記念ミサに合わせて行います。
神教、神式では亡くなってから50日目に行い「五十日祭」に合わせて行います。神式ではこの日が忌明けの日とされています。
費用
納骨堂の施設使用の申し込み料金が30万円程度、保管料が1万円、永代供養料が18万円程度かかり、平均では50万円程度かかります。金額の目安としては30年で初期費用や管理費を合わせて75万円~145万円程度必要となります。(33回忌で預かり期間が終わることが多く、ちょうど区切りが30年であることから30年で計算しています。)
施設使用料とは初期費用で相場は50~120万円です。最高では150万円~200万円のところもあります。
新しくお墓を建てるには、永代使用料が80万円、墓石代が300万円、管理料が年間5,000円程度で合計400万円ほど必要となります。
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納骨堂の種類
納骨堂にはいろいろな種類があるので、簡単にご紹介いたします。
- 自動搬送型…骨壺が別の場所に保管されており、お参りに来た時に器械で目の前に骨壺が搬送されてくるタイプ
- ロッカー型…ロッカータイプの作りで奥に扉があり、前面に位牌を置き、骨壺が保管されるタイプ
- 仏壇型…仏壇のような作りで位牌・骨壺・焼香具などが用意されお供え物がおける
- 棚型…棚に骨壺が並べてあるタイプ
納骨の仕方について
納骨をする際にはまず日程を決め、納骨をする菩提寺の墓地や納骨堂などに連絡を入れましょう。また納骨をするのには「埋葬許可証」が必要となります。こちらは市町村役場で死亡届を出したとき、引き換えに受け取ることができますので、しっかりと保管しておいて下さい。
また会食の席を設けるのであればそちらの準備も進めておき、もし会食を行わないのであれば、お茶や菓子などを準備しておくといいです。
納骨の際には僧侶への謝礼はお布施、お車代の2つ用意しておきます。食事の席を設けており、僧侶が辞退される場合は御膳料も併せて準備しておきましょう。
金額としてお布施は3万程度が一般的で、最高は10万円まで、お車代は5千円~1万円、御膳料は5千円~2万円程度と言われております。
御塔婆供養料の準備
その他卒塔婆供養をしてもらう場合には「御塔婆供養料」の準備が必要となります。
宗教によっては卒塔婆が必要となり、金額は寺ごとに異なっていますのでお寺に確認をするようにしましょう。(宗教によっては卒塔婆が必要となります。)
卒塔婆とは、供養のために用いる細長い板のことで、故人や先祖を供養する追善供養の目的で立てられ、故人の冥福につながると考えられています。また、自分の善い行いとしても奨励されています。
その他宗教など
キリスト教の場合は、教会ごとに「手数料」「教会墓地使用料」「教会納骨使用料」「管理費」などの名称で決められている場合がほとんどで、聖職者に対しては謝礼を渡しますが、表書きは「御礼」と書き、金額は3万円くらいが一般的です。教会以外に聖職者に来ていただく場合は、お車代も準備しておきましょう。
神教の場合も、神社ごとに「墓地使用料」「納骨堂使用料」「手数料」「管理費」が決められており、神職に対しての謝礼の表書きは「御玉串料」「御礼」と書きます。
埋葬以外の手段も
最近ではお墓を守っていくことが大変などの理由で散骨や樹木葬を利用する方も多く、またサポートしてくれる業者もたくさん増えてきていますので、自分にあった方法を選んでみてもいいかもしれませんね。













