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コラム

お葬式での食事「精進落とし」とは

お葬式での食事「精進落とし」ってどういうもの?

葬儀のあとに、「精進落とし」という会食をすることがあります。これまで肉や魚などを避けていたのを、忌明けなどのタイミングでもとに戻すことです。精進落としに招かれた場合の作法もあります。
会食の席でどんなふるまいをすればいいのか、意外と高カロリーな精進落としをどういただくかなど解説します。

食事制限のある人はどうする?精進落としのマナー

隠語?菜食?精進落としを知ろう

インターネットの百科事典Wikipediaで、精進落とし(しょうじんおとし)とは、以下のように解説されています。

寺社巡礼や神事など、何かの修行や身を清める必要がある行事を終えた時に、これまで絶っていた肉食を再開すること。

もしくは、喪中のあいだ肉食をさけていた人が、四十九日のタイミングでもとの生活に戻るために通常の食事に戻る。一般的には後者の意味で知られていますね。

英語ではVegetarian droppedといい、やはり「菜食をやめる」という意味になります。
余談ですが、江戸時代では伊勢参りをしたあと、遊郭に行くことを隠語で精進落としと言ったそうです。

ただし、精進落としは、今では葬儀の参列者や関係者に感謝し、おもてなしをする会食という意味に変わってきています。
そのため、四十九日に限らず葬儀のあとや、僧侶や関係者が火葬場から戻るタイミングで精進落としをするのが一般的となっています。

また、浄土真宗では「お斎」(おとき)や「直会」(なおらい)と呼ばれることがあります。
故人用に一人分多く用意する「影膳」がないなど、作法も他の宗派とは異なります。

ちなみに、お通夜のあとに振舞われる大皿料理は「通夜振舞い」といい、一人ずつのお膳や仕出し弁当がだされる精進落としとは少し異なります。

たとえば岐阜の華厳寺では、なでると精進落としになると言われる鯉が有名です。
日本では古くから、そういった旅先で無事に巡礼できたことに感謝し、肉食やお酒を飲んだりして祝うことがありました。

現代では、喪中だからといって精進料理だけを食べませんが、似たような習慣として、無事に葬儀が終わったり、喪が明けたことに感謝して会食の席をもうけることが多いです。

香典や挨拶はどうする?精進落としのマナー

基本的には、精進落としに招かれたら参加しましょう。

やむを得ずに欠席する場合は、喪主にきちんと事情を説明します。
できれば少しだけ箸をつけて頃合いを見て退席するか、折り詰めにした料理を喪主側で用意している場合は、受けとって帰りましょう。

精進落としの会席をいただく場合は、香典とは別に「御膳料」が必要です。
相場はおよそ3,000円から5,000円くらいです。
白黒の結び切りの袋を使い、表書きは「御膳料」と書いてお渡しします。
関西では黄白のものを使うこともあるので、地域ごとのマナーを確認するといいでしょう。

また、精進落としの席では、席順があります。
基本的には僧侶がいちばん上座です。次に友人や近親者、喪主や遺族は末席になります。

喪主や遺族は座席をまわり、おもてなしやお礼をしたりします。また、お酌をする必要もあるので、動きやすい入口付近に座るわけです。

精進落としでは勝手に箸をつけてはいけません。
必ず喪主や遺族側、あるいは喪主に依頼された人からの挨拶があります。
挨拶は、葬儀が無事に終わったことのお礼にはじまり、お世話になった感謝や故人の思い出を簡潔にのべた後、献杯の合図で宴席にうつります。

精進落としは、喪主や親族の負担を減らすため、最近では仕出し屋などを利用することが多いです。「梅の花」といった懐石レストランもよく利用されています。
どの場合も、全員がそろって、料理と杯が配られたことを確認してから、挨拶と献杯がはじまります。

地方によっては、火葬中の時間を利用して、精進落としを行うこともあります。
いずれにせよ、時間にして1時間半から2時間程度でお開きとなっています。

精進落とし1回のカロリーは成人1日分

精進落としの料理は、仕出し弁当のこともありますが、懐石料理のときもあります。和食は野菜が多く一見ヘルシーですが、塩分やカロリーが意外と高いものです。

また、古くから「ごちそう」として振舞われる料理には、砂糖が多く使われています。これは、砂糖が貴重だった時代のなごりです。

持病があるなど、食事制限をしている人は気をつけてほしいことがあります。
精進落としに出される、一般的な会食料理はカロリーが高いです。
おひたしや香の物、揚げ物、煮物、焼き物など7品から10品そろったものでは1700キロカロリーから、2000キロカロリーになる場合もあります。

最近では和食でも肉や油を使った、こってりとした味付けのものが増えてきました。

また、煮物に多い根菜類やご飯などは炭水化物が多く、血糖値が上がりやすいです。これに、お酒やデザートが加わります。糖尿病や高血圧などで食事制限をしている人、高齢者には少し不安でしょう。

とはいえ、あまり神経質になるのもよくありません。
不安な場合は事前に喪主に伝えておくか、お断りして残すといいでしょう。

最近では、食中毒のリスクから少なくなりましたが、状況によっては持ち帰りができることもあります。

用のお膳は一人1人前となるため、できる限りはっきりした人数を把握する必要があります。

親族にはあらかじめ食事の席を用意していることを伝え、参加者を確認しておきましょう。その際に、葬儀の司式を務めた方(お寺様など)の分や、故人様のお供え用陰膳も確認します。

また、葬儀を無事に終了できたことを感謝する席でもありますので、故人様と親しい友人・知人もお誘いする事もあり、地域によっては葬儀に際しお手伝いいただいた町会の方などもご一緒に食事をすることもあります。

フードサービスの利用も

食事制限があっても、精進落としの料理を自作するのは大変です。また、葬儀などでは他に気を遣うことも多いです。

そんな場合には、フードサービスの利用も考えてはどうでしょうか。

客のニーズに合わせて、懐石料理風から、仕出し弁当など形式が選べます。また、アレルギーや糖尿病食などに対応できる業者も増えてきています。

業者を通すと、料理の数が足りなくなるといったトラブルが防げます。
追加発注などもできますので、まずは葬儀社に相談するといいでしょう。

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