お通夜に遅刻してしまったときの対処法など

2018.06.04

お通夜に遅れそうなとき、服装に困ったときのマナー

葬儀の前日に行うことが多いお通夜は、大抵の場合18時から19時頃くらいに開始します。その為、仕事などで時間が取れなかった人は、お通夜に遅刻してしまうこともあります。また急に訃報を知って駆けつける場合も、間に合わなくなることが多いものです。

一般的な斎場では、多少遅刻しても受付に伝えれば入場することができます。ただし入場できるタイミングがあるので、係員や受付の指示を受けるようにしましょう。お通夜が始まる前なら、遅刻することを遺族や会場に連絡しておきます。

お通夜に遅刻する場合は、開始時間から30分から1時間程度なら入場することができます。ただしお通夜が始まってしまうと、遺族は電話を取ることが難しくなります。読経の途中に着信があっても迷惑になるので、お通夜が始まってしまった場合は、斎場などに連絡するようにしましょう。

ただし、さほど親しくない関係の相手であれば、お通夜に参列しないという選択肢もあります。またお通夜に参列できない場合は、弔電を送ったり、後日改めて弔問するという方法もあります。無理に参列せず。相手に迷惑にならない方法を選びましょう。

お通夜は一般的に、18時頃から始まります。僧侶による読経と焼香、喪主や代表者の挨拶などがあり、お通夜自体は1時間から2時間程度で終わります。それではその間ならお通夜に参列できるのでしょうか。

お通夜が終了した後は、故人をしのぶための「通夜振舞い」という会食があることがあります。お通夜の後に行われる会食で、地域にもよりますが、親族や遺族だけで行っていたり、参列者を招いて行うこともあります。

通夜振舞いがある場合、20時から21時ごろまでは遺族や親族がいる為、挨拶をすることはできます。ただし事前に連絡をし、お通夜に参列できなかったことをお詫びしたうえで、許可があれば行くようにします。

お通夜に遅刻する場合、21時を過ぎるようなら行かない方がいいでしょう。また斎場などによっては貸し時間がある為、大幅に遅刻した場合は会場に入れないこともあるので気をつけましょう。

お通夜の時間帯や都合によっては、着替える時間を考えなければ参列できる、という場合もあります。事前に知っていたら会社などに喪服を持ち込み、帰りに着替えるという方法もあるでしょう。しかし問題は、急な訃報の場合です。

お通夜に参列する場合、少しの遅刻で済むのなら喪服に着替えた方が無難です。ただし着替えてしまうと1時間以上遅れる場合は、そのままの服装でお通夜に参列してもかまいません。ただしアクセサリー類は外し、可能であればジャケットを羽織るようにします。

お通夜があることを知らず、派手な服装をしてしまった場合は、せめて地味に見えるように努力するか、目立たない後ろの席に着席するなどした方が無難です。

お通夜に大幅に遅刻してしまう場合は、欠席した方が相手の迷惑になりません。そこで欠席する際には、お通夜に間に合うようであれば弔電を送るようにします。その次に告別式に参列するか、後日弔問するか、香典やお供えだけを郵送するか決めるようにしましょう。

一般的にお通夜を欠席する際には、後日弔問した時に香典を渡すか、現金書留で香典を郵送するのがマナーです。ただし家族葬などの場合、遺族が香典を辞退していることがあるので、事前に確認するようにしましょう。

弔電や香典を送る際には、遅くとも初七日までに送るようにします。香典を送る際には、必ずお悔やみの手紙を添えて、現金書留用の封筒を使うようにします。

遺族が弔問や香典を辞退している場合には、その意向をくみ取って無理に弔問などをしないようにします。どうしても何かしたい、といった場合にはお供え物に手紙を添える、手紙だけを送るなど、遺族の意向を尊重しながら方法を選びます。

また社葬や会社関係のお通夜を欠席する際には、代理人を立て、代理人に参列してもらうようにします。弔問できるようなら後日弔問し、お通夜への欠席と代理を立てたことの理由を述べ、お詫びをするようにしましょう。