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コラム

意外と知られていない霊柩車の種類や費用など

意外と知られていない霊柩車の種類や費用など

霊柩車は見た目も大事

霊柩車というのは、葬儀会場から火葬場へ、遺体を運ぶための特殊な用途として使用される車両のことをいいます。

霊柩車には種類がいくつかあり、好みによって選ぶことができます。ただし霊柩車は道路運送法で一般貨物自動車運送事業の認可を取得していなければ取り扱うことができません。また種類によっては一般貸切旅客自動車運送業の認可が必要な場合があります。葬儀社がそれらの認可を取得していなければ、霊柩車を保有することは認められないのです。

霊柩車の種類いろいろ

宮型霊柩車は、キャデラックなどの高級乗用車を改造して、屋根の部分に神社を丸ごと乗せたような華やかなデザインになっています。以前は霊柩車の代名詞ともいえたのですが、最近は目立ちすぎるということや、火葬場の近隣住民からの苦情などによって嫌う声が増えてきたこともあり利用者が激減しています。

一般的で最近では一番人気のあるのが洋型霊柩車です。大型のステーションワゴンや高級乗用車を改造してリムジン化したもので、荷台の部分にはシンプルな装飾が施されています。車体の色は黒が人気ですが、最近はパールホワイトやシルバーなどを選ぶ人も増えています。

バス型霊柩車は大型のバスやマイクロバスを改造して作られます。棺の他に僧侶や親族、また葬儀の参列者をまとめて乗車することが可能となります。ただし地形や生活環境など地域によって利用の差は大きくなっています。

バン型霊柩車は通常の霊柩車のように葬儀会場から火葬場に遺体を運ぶだけではなく、遺体が亡くなってすぐ病院から自宅などに運ぶための車両としても利用されます。ちなみに葬儀の際には利用せずに、病院から自宅などにのみ遺体の搬送を行う車両のことは、霊柩車とは呼ばず、寝台車や搬送車と呼ばれています。

霊柩車の費用ってどうやって決められているの?

霊柩車を利用するときは、たいてい葬儀社に依頼して用意してもらうのですが、一般的には葬儀とセットになっており、費用もその葬儀プランの中に組み込まれています。そのため、個別での費用を意識することはあまりありません。実際には霊柩車の利用にはどのくらいの費用がかかるものなのでしょうか。

霊柩車の種類はいろいろとありますが、その種類によって費用の設定金額は変わります。また火葬場までの走行距離によって、設定金額に搬送費用が追加されるような仕組みになっています。

霊柩車の車両の種類別の金額の相場

最近は利用する人が少なくなってしまった宮型霊柩車は、白木造りの霊柩車は約7万円から8万円程度が相場となります。ただし宮型霊柩車にもランクがあって、葬儀社によってはもう少し価格の抑えた車両を揃えているところもあります。

洋型霊柩車は、キャデラックのリムジンなど高級乗用車を利用しているものは、10万円前後が相場となります。その他に、4万円から6万円などの利用しやすい価格のものもあります。

霊柩車の走行距離などによる費用

基本的な搬送費用は基本料金9500円などに10㎞単位で加算されていきます。全国霊柩自動車協会では、バン型の車両だと10㎞までは2730円、20㎞までは4860円、30㎞までは7890円の追加という設定になっています。

その他には、早朝や深夜、夜間の割増し料金や、車両の留置き料金など、利用するにあたって必要となる割増分が細かく設定されています。

また利用する内容によっては最高5割引きとなる割引もありますので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。

霊柩車にまつわるあれこれ

霊柩車というのは、普段の生活ではない非日常的であり、また、死というマイナスなイメージを象徴したものの代表的な存在でもあります。そのために、人はそこから抱く根拠のない迷信に捕らわれがちになってしまうものなのです。

霊柩車を見るとすぐに親指を隠さなければいけない、という強迫観念じみたジンクスもまさにそこからやってくるものなのですが、それがただの迷信や噂だと知りつつもなぜかそうせずにいられないのが、日本人の悲しい性でもあります。

霊柩車を見たらなぜ親指を隠さなければいけないのか?

さて、ではなぜ霊柩車を見たら親指を隠さなければいけないのでしょうか。子どもの頃に教えられたのは「親が早死にしてしまう」とか「親の死に目に会えない」というのものではなかったでしょうか。親が死んでしまってはたまらないといって、思い切りこぶしを握りしめた思い出のある人は多いことでしょう。

しかしよく考えると霊柩車というのはさほど古い乗り物ではありません。ではいったいいつこの迷信は生まれたのでしょうか。

考えられるのは、霊柩車のない時代、お棺を掲げて町を練り歩く葬列というものが主流でした。昔はこの葬列は人の死を象徴し穢れたものであるという意識があり、その穢れから自らを守るために親指を隠したのではないかと言われています。

親指は霊的なものとつながりやすい場所として認識されており、そこから穢れや厄災が入り込んでしまうと信じられていたのです。

霊柩車が出発するときにクラクションを鳴らすのはなぜ?

霊柩車に棺を乗せ、いざ火葬場へ出発というときに、霊柩車の運転手はクラクションを鳴らします。少し長めのクラクションは、人々の悲しみを代弁しているかのような物悲しい響きを感じます。

それにしても、このクラクションにはどういう意味があるのでしょうか。なぜクラクションを鳴らすようになったのでしょうか。

はっきりとした理由はわかりませんが、ひとつは、皇室の葬儀では出棺時に雅楽の楽器を鳴らす風習があって、それに習ったという説があります。そういえば、雅楽楽器の音に少し似ているような気がしますね。

また、茶碗割りの代わりに行われているという説や、昔は早朝に出棺することが一般的で、一番鶏が鳴くころに合わせて行っていたため、その一番鶏をイメージして行われるようになったという説もあります。

どれもこれももっともらしいので、真実を見極めるのは大変ですが、日本各地で信じられ今でも習慣として継続しているというのは、不思議ですよね。

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