法事・法要の流れと準備について
法事・法要までに準備しなくてはならないことは何か、手配や日取りはどのように決められるのかなど、具体的な法事・法要の準備の流れについてご説明いたします。
主な法事・法要(逝去日から一周忌まで)
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1日目逝去日
死亡を確認後、医師によって「死亡診断書」が作成されます。
家族や親族、友人などにお亡くなった事を知らせ、その他の人にはお通夜や葬儀の日程が決まってから知らせるのが一般的です。もし、病院で亡くなった際はご遺体の搬送先を決めます。
喪主は遺族で相談して決め、具体的なお通夜や葬儀の日程は 葬儀社や寺と相談して決めます。 -
2~5日目お葬式
お葬式は、殆どが葬儀社が準備や手配をしてくれますので、喪服の用意、供花、供物、宿泊先の手配、精進おとしの内容などを決めます。また、火葬場までの車の手配も葬儀社に依頼します。
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7日目初七日法要
遺族や親族、故人様の友人・知人などが参列し、僧侶の読経後、一同でお斎(焼香・会食)を行います。一般的には亡くなった日から数えて7日目に行いますが、近年お葬式の告別式後に前倒しで行うことが多い傾向にあります。
本来であれば以後7日ごとに二七日、三七日、四七日、五七日、六七日と法要が続きます。 -
49日目四十九日法要
亡くなってから49日目に行う法事・法要が「四十九日法要」です。
家族や親族のほか、故人様と縁の深かった方々を招いて法要を営み、この日をもって、「忌明け(きあけ)」となるので、法要後に忌明けの会食を開きます。
49日目が平日にあたる場合は、日曜日か土曜日にずらすこともできますが、必ず49日目より前の土日に行いましょう。 -
6月上旬初盆・新盆の準備
「初盆・新盆」の寺院手配や案内状、お料理、返礼品の手配をします。
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7月15日、8月15日初盆・新盆
「初盆・新盆(はつぼん・にいぼん)」は、亡くなってから49日が過ぎて初めて迎えるお盆のことを言い、49日よりも前にお盆が来た場合は、初盆の法要は翌年に行ないます。
親族や知人、故人様の友人などを招いて、僧侶による読経、遺族及び参列者で焼香のあと、精進料理でおもてなしをします。
(地域によっては、7月15日に行う場合と8月15日に行う場合があります) -
11ヶ月目一周忌法要の準備
「一周忌法要」の寺院手配や案内状、お料理、返礼品の手配をします。
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1年目一周忌法要
「一周忌法要」は、亡くなってから満一年目の同月同日に行う法要です。
満一年目が平日にあたる場合は、日曜日か土曜日にずらすこともできますが、必ず満一年目より前の土日に行いましょう。 一周忌は僧侶による読経、遺族及び参列者で焼香のあと、精進料理でおもてなしをします。
三回忌から三十三回忌までの法事・法要の規模
三回忌までは親族や知人、故人様の友人などを招いて、法事・法要を行うのが一般的ですが、七回忌以降になりますと規模も小さくなり、遺族と親族のみ、さらに十三回忌以降は遺族のみで行うのが一般的です。
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親族、知人、友人などで行う
亡くなって2年目「三回忌」
僧侶による読経、遺族及び参列者で焼香のあと、精進料理でおもてなしをします。7月15日、8月15日「お盆」
僧侶による読経、遺族及び参列者で焼香のあと、精進料理でおもてなしをします。 -
遺族、親族で行う
亡くなって満6年の命日「七回忌」
遺族、親族で供養し、七回忌以降は規模が小さくなるのが一般的です。 -
遺族のみで行う
亡くなって12年目「十三回忌」
亡くなって16年目「十七回忌」
亡くなって22年目「二十三回忌」
亡くなって26年目「二十七回忌」
亡くなって32年目「三十三回忌」
上記の法事・法要は遺族だけで行うのが一般的です。













